フラワーショップ　ふじよし

こんにちは。本サイトでは久々の更新です。

こちら姫路では、先週の台風６号の被害はそれほどではなかったものの、再び強い日差しが復活、外出時はかなりの体力を消耗してしまいます。屋外の園芸作業の合間には、適度な休息と水分補給が欠かせません。そして過度の日焼けを防ぐための長袖の衣服と帽子、これらも必要であろうと思われます。

さて今回は、この季節の鮮やかに彩るポピュラーな園芸植物をひとつ、ご紹介します。

長くこの商売をやっていて、さまざまな植物に日々接していますと、“今年は×××がよく育っているな”、逆に“○○○はどうもうまくいかないようだ”などと、季節ごとに感じることがあります。

もちろんこれは当店で取り扱っているものだけにあてはまるわけではなく、近所や出先の花壇やらお家の外に置かれた植木鉢やプランターなどを目にしたり、当店のお客さまとの会話などを通じて、そういう印象がつくられていきます。ですから、シーズンが始まる前から「今年はコイツがイケる！」といった予想は残念ながらできません。

そこで、夏の園芸苗が出回り始めてからしばらく日数が経ち、盛夏が近づいたこの時期、それらの大方のものは開花の最盛期を迎えます。そんななか私が、今年はこれの当たり年では、と思った植物があります。

その植物とは「ペチュニア」。正確には「ペチュニア類」でしょうか。

ひとくちにペチュニアといってもその種類・品種はたいへん多く、花の色、形、大きさのバリエーションは多種多様。さらに品種によって生育のスピードや花つき、育てやすさも変わってきますが、今年の、さらにここ播州地方に限っていえば、街のそこここで見かけるペチュニアは例年に比較してよく育っており、また花も多くつけているように思われます。皆様のお住まいの周辺はいかがでしょうか。

ここからは、当店で取り扱っているものをいくつか、画像とともにご紹介していきましょう。まずは定番のいわゆる「ペチュニア」から。

花１輪の直径はおおよそ６から８センチ程度。これは赤と紫のケバめな色合わせですが、白やクリーム色もとても清楚な感じがしてキレイです。

それからこちら。

「バカラ」といわれる品種です。花がペチュニアより小型ながら花つきがよく茎がしっかりとしており、また暑さにも比較的強いので、ビギナーの方にもおすすめいたします。

また、この「サフィニア」もすっかりお馴染みになりましたね。

独特の色（私のデジカメでは色味がうまく出ません。実際はもっと深みのある赤紫色です）と、大きくヒラヒラとした花びら、そして垂れ下がるような茎形がとても豪華で、毎年夏になると必ず植える、という方も多いのではないでしょうか。ただしこれは、他品種に比べ苗１株あたりにつける花の輪数が少ないことと、苗の価格が少々お高いのが難点。とはいえ鉢からあふれるように咲く姿を見れば、だれもが一度はチャレンジしたくなるでしょう。

さらにこれ。一昨年か昨年あたりからよく目にするようになった品種です。

「サフィニア」と同じ販売元がラインアップする「サフィニア・ブーケ」シリーズの「ルージュ」色。「サフィニア」に比べ小さな花弁ながら、あまり間延びせず締まった草姿に仕上がるのがこの品種のいいところ。加えて明るめのピンクの花色は、和風／洋風、また鉢や壁の色にかかわらず、どんなシチュエーションでも合い、使いやすいのではないでしょうか。

そしてもうひとつ。

「カリブラコア」といいます。直径２、３センチの小さな花をたくさん咲かせ、地面を這うように茎が伸びるのが特徴。また葉の形も独特です。ここ数年で人気が高まり、花色のバリエーションも年々増えてきました。生育旺盛で根張りがいいので、少し大きめの鉢かプランターに間隔を広くとって植えるといいでしょう。

以上、当店にて扱っているペチュニアの代表的な品種をとりあえず５種ほどご紹介してみました。上で述べたように色・草姿等のバリエーションが豊富にあるペチュニア、皆様のお好みのものがきっとあるはず。当店の在庫は数は少なくなりましたが、他のショップさんも含め、苗はいくらか残っていると思われます。もちろんこれから植え込んでもまだ間に合いますよ。

なお今回は品種のご紹介のみにとどめましたが、育て方やお手入れにつきましては、いずれまた掲載していきたいと考えておりますので、ご期待くださいませ。なんですって？早くしないとシーズンが終わってしまう？うーむ、なるべく早くアップできるよう努めます。いつになるかはわかりませんが・・・

タグ: 2011夏, カリブラコア, サフィニア, サフィニアブーケ, バカラ, ペチュニア