フラワーショップ　ふじよし

お盆が終わりました。今年のお盆はメチャクチャ暑かったですねー。熱中症に加え、新型コロナウイルスのリスクもあるなか、ご来店いただいたお客様には心より感謝申し上げます。

ここ姫路市内は今なお猛暑が続いております。こう暑いとなかなか屋外での仕事は気が進まず・・・ということで、冷房の効いた室内でデスクワーク（本ブログ投稿）に逃げてしまう私です。

さて今回は、お盆期間中にご注文いただいて製作したフラワーアレンジメント(花器付き盛り花)のひとつをご紹介しましょう。

高さ５０ｃｍ×幅４１×奥行３６。ご注文主さんからは、

『お盆のお供え花を。故人は紫色が好きで、いつもこの色の服や雑貨、家具類を好んでいた。というわけで紫の花を多めに入れて』

とのご指定。お供えですから白い花は外せませんが、他の花は極力ご希望に沿って選び、さらに紫とよく馴染む青も加え、納涼の効果も期待して爽やかに仕上げました。

個人的には、全体に散らすように使った、花びらが赤紫〜ピンク〜白のグラデーション配色になったスプレーマム（キク）が上品で綺麗だな、と感じました。また紫の濃淡２色を配したラッピング用紙もそれぞれ質感も異なり（木目の模様がうっすら印刷されたポリプロピレン／硬めの和紙)、面白い効果が出せたかと。

お供えや仏前花以外にはなかなか使いづらいと感じていた紫色ですが、元々洋の東西を問わず高貴で特権的な色とされており、古希（７０歳）のお祝いとしても、紫色のものを贈ると喜ばれるそう。

そんな小難しいことは置いといて、誕生日や結婚記念日などの他のお祝い事の際はもちろん、リビングやキッチンの生け花として、また花壇やプランターの花苗にも、もっと紫を気軽に取り入れてもらえるよう、これからも研究していこうと感じた今回の仕事でした。

タグ: お供え, お盆, アレンジメント, キク, スプレーマム, 初盆, 夏, 紫