フラワーショップ　ふじよし

　こんにちは。先月は母の月でした。母の“日”は5/12(日)だったのですが、今年はこの日以前の配達やお引き渡しをご希望される、つまり“前倒し”で贈られるお客さまが当店では多かったです。またここ姫路市周辺では、母の日当日昼前から夜まで雨…ご来店のお客さまは少なめでした。

　なお当店では、5月いっぱいを母の“月”とし、母の日が終わってもお母様に贈りものをなさるお客さまを歓迎しております。配達をご依頼の場合、配達先でも母の月の趣旨をご説明し、極力“カド”がたたないよう配慮しますので、ご安心いただければと。詳しくは、以前の本ブログの投稿をごらんいただき、来年以降にお母様への贈りものをお考えになる際に思い出していただければ幸いです。

また、6月16日(日)は父の日。今年は例年になく多くのご注文やお問い合わせをいただき、そのため当日の早々に花材が不足し、何人かのお客様のご依頼に応じられなくなってしまいました。お断りしてしまった方々には慎んでお詫び申し上げます。

　それから、6月の残りと7月の店休日を記しておきます。

6月:27日(木)

7月:4日(木)・11(木)・18(木)・25(木)

また7月17日(水)は、アレンジメント/本ブログ担当の私がセミナー出席のため終日店を空けます。このため当日のアレンジメント注文→引き渡しもしくは配達ができません。さらに7月20日(土)夕方は、当店オーナーの父と私が揃って外出するため、15時半頃には閉店させていただきます。

なにとぞご了承くださいますよう。

　さて今回は、今が旬のお花をご紹介します。

紫陽花(アジサイ)です。

当店はこの紫陽花、“来年以降にも咲かせましょう”とおすすめしたいです。と申しますのは、お買い上げ時に咲いているお花が枯れ始めたのち、いくつかの注意することと手間をかけることを心得ておけば、比較的簡単に翌年以降に再開花させることができるから。

①注意すること

　・水は切らさずたっぷりと

紫陽花は水が大好き。水切れをおこすと茎の先端がダラリと下を向き、いかにも『お疲れ～』みたいな見た目になってしまいます。根くされの心配はまずないので、春～秋はしっかり水をやることが基本。

　・意外に日当たり好き

梅雨時に木陰や日陰で楚々と咲くイメージがある紫陽花ですが、実は日向を好みます。ただ真夏の強烈な日差しにはさすがに耐えられませんので、遮光の工夫を。

②来年に咲かせるための手間

　・開花後にお礼肥えを

購入時に咲いていた花がヘタってきたら、花首を切って肥料(固形の遅効性のもの)を与えます。その後も少しずつ定期的(月イチ程度?)に。

・ひと月たったらバシッと剪定

7月下旬に新芽のついた節のすぐ上を切って、全体をコンパクトにしておきます。もし植木鉢が小さく窮屈そうに感じたら、ひとまわり大きな鉢に植え替えるか花壇に植え込みます。

・ｐＨ調整で花色を濃く

青色の花は酸性、赤/ピンク色の花はアルカリ性の土壌にすれば、よりそれぞれの色を出すことができます。具体的には土にピートモス(酸性)や、石灰やリン酸(アルカリ/中性)を混ぜるのですが、けっこう難しいですし、元々の花色とは大きく違ったものになることも多いので、あまり深入りしないほうがいいかも。また青花用/赤花用の専用肥料などもあるようですので、そうしたものを利用するのもよいでしょう。まぁここは『どんな花が咲くのかな～?』くらいの鷹揚な気持で臨んでいただければと。

＊

この時期のうっとうしい気候のなか、一服の清涼剤のような爽やかな花を咲かせる紫陽花。個人的には花だけでなく、葉と枝ぶりも鑑賞価値があるのではと思っています。ピンと張った葉の色と質感や形、すっきりとした茎(枝)にも注目してみてくださいね。

タグ: 6月, 7月, 店休日, 母の月, 紫陽花